東京レインボープライド2020参加イベントとして、「第1回 LGBT論文発表会2020 on Zoom」を開催しました。
2020年4月29日は、総勢19名の方にご参加いただきました。参加された方々から5月1日23時時点で頂いている感想の内、掲載許可をいただいたものを以下に記載します。発表者の氏名「〇〇さん」を「発表者さん」に変更した以外は、すべて原文のままです。ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。(感想を頂きましたら随時追加していきます。)
初めての試みということもあり何かと不安でしたが、分かりやすかったという声をいただきホッとしました。ただ、初めて聞く方には専門用語の説明が不十分だったり、スライド1枚あたりの表示時間が短いなど、いくつかのご指摘をいただきました。残り2回の発表に活かしたいと思います。
ご自身のことや、身近な当事者の方を理解するための新しい視点や概念、枠組みを提示できたようでうれしいです。特にジェンダーに関心の高い方は、活かせる部分が多いように感じていただけたようです。さらに身近な問題として感じていただけるように、引き続き工夫したいと思います。
大学院内での発表会の時のパワーポイント(スライド)を、一般の方にもできるだけ分かりやすいように用語説明を入れたり色合いを柔らかくして使いました。話し方や距離感、図解による視覚的な分かりやすさ、コンパクトなまとめ方、専門用語の説明が事前にあったことや、意外な発見があったことなどを評価していただきました。ありがとうございます。
しかし、内容を削らなかっため、結果的に1枚当たりの情報量が多くなってしまいました。アニメーションを使い徐々に情報を表示していく手法をとっていたため、スライドによっては表示されている時間が短いと感じられるものがあったのではないかと思います。内容を精査して、質疑応答部分で補足できることは詳しく説明し過ぎないなど、見直す部分がありそうです。残り2回の発表では、評価いただいた点を踏まえつつも、これらの点に留意して取り組みたいと思います。
発表者の親しい方にもご参加いただいたため、質問を理解する際に少し助けていただいた場面がありました。そのような事で少し疎外感を感じさせてしまったのかもしれません。せっかくご参加いただいたのに配慮が足りず申し訳ありませんでした。また、分からない事については、ご指摘いただいたように、今後の研究への取り組みにつなげる心構えを持ちたいと思います。
実証研究ということもあり、分析方法についての質問もいくつかいただきました。もう少し簡潔に答えることや、かみ砕いて答える工夫をしたいと思います。
今回、ネット上の質問フォームを使って匿名で質問を募集しました。それにより質問しやすかったと感じる方が多かったようで、沢山の質問をお寄せいただきました。発表までの時間をもう少しテキパキと進められたら、質疑応答の時間にもう少し余裕が出たかもしれません。質問の集計画面を画面共有させていただきながらお答えしたことは、他の方の視点を垣間見れるというメリットとして感じていただけたようで良かったです。
4月29日の発表会では、24名の方が申し込まれ、19名の方にご参加いただきました。Zoomを使った発表のメリットを最大限活かせるよう取り組みましたが、多くの課題も見つかりました。
例えば、質問はオンラインフォームでリアルタイムにお寄せいただきました。結果、23問+アルファという想定していた以上に沢山のご質問を頂きました。すべてに答えようとしたことが評価された半面、終了予定時間が10分ほど伸びてしまった上に、後の方が少し速足になってしまったことも事実でした。
今回のことから、1回の参加定員や実施日程、質問を整理するサポート人員の確保、専門性と平易な表現とのバランスなど、さまざまな点を検討し、残り2回と来年の課題としたいと思います。
この度は、貴重なお時間を頂戴し発表会にご参加いただき、ありがとうございました。頂いたご意見・ご感想を大切に、今後の企画・運営に活かしていきます。(2020年4月30日・LGBT論文発表会2020 事務局)
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LGBT論文発表会事務局では、一緒に発表してくださる学生や卒業生の方を随時募集しています。来年はぜひ、一緒に発表しましょう!そして繋がりましょう。
もしかしたら、来年以降もZoomを使った発表になるかもしれません。なぜなら、全国&世界中の学生や卒業生がお金を掛けずに参加でき、観覧する人も個人の事情に合わせて安全安心を確保しつつ観覧できるからです。
対象分野は、臨床心理学だけでなく、文学、社会学、医学、福祉、法学、政治、経済、経営学、ジェンダー学、哲学、心理学の各分野、生理学、教育学、宗教学、言語学、人類学、考古学、歴史学、芸術、健康科学などなど何でもありです。動物のセクシュアリティ研究だってありかもしれません。性的マイノリティやセクシュアリティに関連した研究なら何でもOKです。多様性は力だと思います。
大学の卒論発表会や修論発表会で使った資料をベースに発表準備ができます。私の先生は「研究は、それを必要としている人に届くことが大切」とおっしゃっていました。東京レインボープライドという機会に、学術研究が生み出す「希望」を一緒に世界へ届けましょう!
発表者として参加くださる方は、いつでもかまいませんので、お問合せページよりご連絡ください。一緒に考えながらより良い発表会を作りましょう。よろしくお願いいたします。